短編8話を集めた百合アンソロジー。宮木あや子さんが好きなのでこの方の短編を読むために購入してみました。いろいろな作家さんの話を読むことができ、様々なストーリーとか書き方があって面白いな~って思いました。
その中にpixivの文芸小説コンテスト発の作品も2つあって驚きました。すご…。私もこういうのいつかやってみたいな~とぼんやり思っています。
好きだった話
「エリアンタス・ロバートソン」 宮木あや子さん
やっぱり好きなんだよな~。ぞっとするくらい美しい女性の描写とか綺麗な文章とか。好きですね…。
女性を描いた物語がほんと素敵だなと思います。この方の百合小説だったら「雨の塔」とかが好き。世界観と揺れ動く心情の表現がすごくいいんですよね~!
「悪い奴」 アサウラさん
リコリコのストーリー原案の方なんですね!? リコリコとても好きなので嬉しかったです。他にも百合小説いくつか書いているようで気になったのですが、Honya Clubを見る感じ品切れでした…。他の場所で探していないのであるかもしれないのですが。
ストーリーもいいし、文章も好きでした。相手のことが好きすぎて歪んでいく感じとても良い。
「魔術師の恋その他の物語」 南木義隆さん
最初はどういう話なんだこれ?と思っていたのですが、読み進めていくと面白いな~となった話。最後の方に、2人が結ばれてからの続きがしっかりあって好きでした。
この本の中で一番長い?からこそ、登場人物たちの人生を隣でずっと見守っていけるような気がしました。
いちばん気になった作家さんはやっぱりアサウラさんかなと思います。リコリコのスピンオフ小説もあるみたいなので読みたいです。
あと今日初めてHonya Clubを使って書店に届けてもらった本を受け取ってきたのですが、これほんとに便利ですね。カウンターに行って名前と本の名前を伝えるだけですぐに購入できました。買いたい本がどこにあるかわからず迷うこともない(迷いながら色々な本を見ていくのも楽しいのですが)
これからも使っていきたいと思います! ここまで読んでいただきありがとうございました~!