1ヶ月ほど前に読み終わったのですが感想を書いてなかったので。
少し時間が空いてしまうとその時の感動が薄れてしまうのでなるべく早く感想を書くことが大事ですね…。なかなかそれが難しいところもあるんですけど。
こちらは一人の少女が吉原に売られ、遊女としての人生を描いた作品です。
自分が吉原・遊郭系が大好きなのでどんどん読んでしまいました。
今まで読んだのとは異なり一人の人物を主軸にとらえて物語が進んでいくので、吉原で生きた遊女のリアルを知ることができたような気がします。
途中の話がもう切なくてしんどくて泣きました…。
現代よりも「死」というものが身近にあった時代、生きるということがどれだけ大変であるのか考えさせられました。
遊女として売られても自分の信じる者だけは捨てず生き抜いた主人公がとても好きでした。遊郭を題材にした本の中でも好きなものの一つです。